社外の人と関わることで広がる知識、刺激される好奇心、増える手札
こんにちわ。従業員体験( EX ) の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
以前から常々感じていることとして「社外の人と関わることで得られる価値」があります。
体験してみないとなかなか実感しにくいものだとは思いますが、私の考える価値をまとめることにします。
社外の人と関わることで得られるもの
異なるコンテキスト
規模、文化、事業、在籍する人など自分が今いる環境では経験できないコンテキストの話を聞くことができます。
例えば、自社が今後変化していく中でその情報が参考になるかもしれません。
異なる技術
自社では利用していない技術やその活用方法を知ることができる可能性があります。
一番うれしいパターンとしては、今ちょうど解決したい問題の解決策を知ることができるケースです。例えば、情シスSlackのコミュニティで実際にそういった出来事があった、という話を耳にすることがあります。
もちろん、目の前の問題だけではなく、将来の手札として参考になりそうな情報も聞けるでしょう。
異なる施策
各社毎に組織、チームとして実施している施策は異なります。自社にはない施策を知ることができます。
その中には自社の取り組みのヒントになるものもあるでしょう。
刺激
近い領域に取り組む社外の人たちと話すことは良い意味での刺激をもらえます。
例えば、自分が社内では取り組みを断念したハードな問題をやりとげた人の話を聞くことで、再挑戦の意欲が湧くかもしれません。
社外の人とどこでつながるか?
例として以下のようなつながり方があるでしょう
- 学生時代のつながり
- 前職以前のつながり
- 勉強会参加
- カンファレンス参加
- コミュニティでのつながり
- SNS でのつながり
- カジュアル面談からのつながり
- 趣味のつながり
中でもおすすめなのは自分が関心のある分野のコミュニティを自分で立ち上げることです。特にその領域のコミュニティがまだ存在せず、その上でコミュニティの需要がある場合は実際に人が集まりやすいですし、最初にアンテナをはるような熱量の高い人が集まる可能性が高まります。例えば私はウェブエンジニアから人事になる際に、元エンジニアか現エンジニアの方で人事領域に関わる方を集めた「ジンジニアコミュニティ」を2019年7月に立ち上げ継続しています。私が未経験の状態で人事業務を習熟する過程で ジンジニアコミュニティ は非常にありがたい存在でした。
もちろん、コミュニティを立ち上げるのはかなりハードルが高いので、実際はもともとあるコミュニティや勉強会に参加するのがハードルの低い選択肢でしょう。
社外の人と関わるスタンス(個人編)
個人として社外の人と関わるスタンスとして、基本的には相互貢献が好ましいでしょう。自分だけが欲しい情報を求めたり、支援を欲するのではなく、自分も周囲が求める物を提供するスタンスです。コミュニティなど広い単位の場合は、コミュニティ全体としてそれぞれが恩送りをできていればよい、という場合もあります。
社外の人と関わるスタンス(組織編)
従業員が社外の人と業務時間外に関わるかどうかについて会社は介入はできません。
一方で、業務時間中に業務にプラスの影響があるであろうことについて社外の人とオンラインミーティングを行う、勉強会に参加する、などの行為を業務範囲として許容・奨励することはできそうです。
まとめ
社外の人と関わることで得られるもの、つながり方、関わる際のスタンスについてまとめました。
実際のところ、メリットがあるから関わるのではなく、
- その領域を好きな人と関わりたいから
- 相手と純粋に交流したいから
というのが交流の理由かと思いますが、結果として恩恵がついてくるというところでしょう。
特に
- 社内で任意の領域のトップクラスになっている
- 社内で同一の役割をしている人がいない
等の場合は、新たな知見は自分で生み出すか、外から仕入れるかする必要がでてくるので社外交流の重要性が増します。
そのため、こういった方々には特に社外の同一領域の人との交流をおすすめします。